小島勢二名古屋大教授

小島勢二名古屋大学名誉教授


新型コロナワクチンは、遺伝情報を人に打ち、人はその情報を使って蛋白質を作るという遺伝子治療そのものだ。
遺伝子治療を開発する過程において、高い頻度で白血病が生じるなど、自己免疫疾患の発生が問題となってきた。

新型コロナワクチンでも、この自己免疫疾患の発生の問題が克服されていないという懸念がある。
ファイザーの有害事象リスト(裁判所の命令により公開された治験中Covid‐19ワクチン接種後に発生した1291種類の副作用のリスト)にも様々の臓器の自己免疫疾患が記されている。治験中の3ヶ月間だけで、30種類以上の自己免疫疾患が報告されており、血液、神経、甲状腺の病気と様々な病気が上がっている。


国内の副反応疑い報告でも、ギランバレー症候群222例、血小板減少性紫斑病144例、等々が既にあがってきている。
日本の医学会でも去年の終わり・今年ぐらいからコロナワクチンと関連した自己免疫疾患の報告が目立つようになった。血栓止血学会だけで5題出ている。ワクチン接種後、血小板第13因子(凝固因子)に対して自己抗体ができて亡くなってしまった例など。学会全体では、新型コロナワクチン接種後の症例報告や副反応に関する発表が150件以上あがっている。

解説動画ー小島勢二

 

岡田正彦新潟大名誉教授

岡田正彦新潟大学名誉教授

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


遺伝子ワクチンの脂質粒子


 

 

 

 


 


ファイザー社とモデルナ社のワクチンがどうなっているか。新型コロナウイルスには、表面にトゲトゲがあります。ウィルスは、このトゲトゲを人間の細胞に接着させて侵入してきます。 世界中の研究者はこのトゲトゲを分析すれば、新型コロナウイルスを攻略できると考えました。
 遺伝子ワクチンは、このトゲトゲを作る遺伝子を試験管の中で作って、それを人工の膜で包んで注射しようというものです。包む膜は脂質粒子と言いまして、人間の細胞の表面の膜と非常によく似たものです。 周りは界面活性剤でコーティングがなされています。 でこれを筋肉に注射します。
 脂質粒子の表面にコーティングしてあります物質はポリエチレングリコールと言います。英語の頭文字を取ってPEGと書いてペグと呼んだりします。 この化学物質が重大なアレルギーを起こすということがわかってきました。
ノルウェーでは、高齢者施設でワクチンを接種した後、33名の方が亡くなりました。
また、米国では36名の方が出血が止まらないという血小板減少症という副作用が起こって、うち11名がなくなっています。 また、これとは別に66人が、アナフィラキシーショックとなり、うち32名が救急搬送されたと言います。

遺伝子ワクチンの働き


注射した後、この脂質微粒子は血流に乗って血管の中を流れていきます。血液中を流れてきた脂質微粒子は、このように細胞の表面に接着して、中身だけが細胞の中に出てきます。これが本来目的とする人工のコロナのとげとげの蛋白をコードする遺伝子ですね。メッセンジャーRNAと呼ばれるものです。これが細胞の中で蛋白再生工場へ到着し、情報が解読されてタンパク質が合成される。この場合は、コロナウイルスのトゲトゲ蛋白が作られます。
これは異物ですから、細胞の外に排出されます。 そうすると血流を流れてきた免疫細胞がこれを見つけて、さあ、大変だ、異物があるぞ、ということで、免疫反応を起こします。その結果、できるのが抗体です。

ファイザー社とモデルナ社のワクチンは、このメッセンジャーRNAが主役になっています。本来このメッセンジャーRNAは一回タンパク質を作ると役目が終わりになりますので、数分からせいぜい10時間程度で分解されるということが知られています。
しかし、ワクチンのRNAは分解されないように改造されています。 一方、抗体はおよそ2ヶ月で半分に、3ヶ月でほぼなくなってしまうということがわかってきました。
従って、もしこの人工の遺伝子が短時間で分解されてしまうのなら、3ヶ月後ごとにワクチン接種が必要になってしまいます。 一方、もしこの人工遺伝子が半永久的に残るのだとしたら、これは大変なことですね。この反応がずっと起こるわけです。
でこのような反応は実は病気として既にあって、自己免疫病などと呼ばれています。代表は関節リュウマチです。 自己免疫性コロナ病などという病名はありませんが、そんなことがもしかしたら起こったりするかもしれません。
こんな話もあります。 この臨床試験試験を担当した米国の有名病院の理事長はモデルナ社の重役を兼務し、8億円相当の株券を供与されていたというのです。ファイザー社には過去数々の論文不正があり、アメリカの裁判所より懲罰金の支払いを命じられており、同社も支払いに応じているということが報じられています。
 さて、次はアストラゼネカ社のワクチンです。ここまでは先ほどと同じですが、試験管内で合成するものはメッセンジャーRNAではなくてDNAです。
DNAをAAVというウィルスに包み込んで注射をします。このウイルスは分裂する能力がありませんので、体の中に入っても感染症を起こすことはありません。 これが血流に乗って細胞に接触するところは先ほどと同じです。
ウィルスというのは、人間の細胞に入り込むのが仕事ですから、簡単にするりと通り抜けてしまいます。そして、核の中に入って、DNAの一部にコロナの遺伝子を組み込んでしまいます。 この組み込まれた遺伝子の働きで、先ほどと同じようにコロナのとげとげ蛋白が作られます。 ただし、先ほどのメッセンジャーRNAと違うところはDNAですから、あなたの細胞の遺伝子の中に組み込まれてずっと残ります。ですから、絶えずこの蛋白が作り続けられることになります。 したがって、この免疫反応もおそらく相当強いものではないかと想像されます。 つまり過剰な抗体産生ができる。
 この運び屋ウイルスAAVは過去、さまざまな遺伝子治療などの実験に使われてきたもので、正体もよくわかっているんですが、ただ一つ欠点があって、どこにDNAを組み込むのか制御ができないということなんです。
これはあなたの細胞の中にあるDNAだと思ってください。アメリカの研究者が同じ方法を使って犬で遺伝子治療の実験をやったというレポートがあります。で、それによりますと、人間の遺伝子にはガンを促進させる遺伝子、あるいは癌を抑える遺伝子などがあるわけですが、そのすぐ近くに組み込まれているところを発見したということでした。 実験を繰り返していけば、癌遺伝子の中に組み込まれてしまう恐れもある。 従って、この研究者は実験に使った動物をこれから10年ぐらい観察しなければ安全性は確認できないと言う風に論文の中で述べています。 つまり、一旦組み込まれたコロナのDNAは、あなたの体内にずっと残ることになります。 で、しかも発癌の心配がありますので、その潜伏期間を考えると、今後10年間は観察を続ける必要がある。心配な時期が続くということです。
 以上二種類のワクチンについて概略をご説明しました。 医師を対象に、ワクチン接種が始まっています。 一日経っても副作用が出なかったので、このワクチンは安全だなどと間違ったメッセージを出さないように、医師の皆さんにお願いします。そんなセリフはどうぞ10年後にしてください。 最近はテレビなどで政府の説明だけが正しいので、巷の噂に惑わされないようにとの呼びかけがなされるようになりました。異論を許さない雰囲気があり、これではまるで太平洋戦争当時の大本営発表ではありませんか。 テレビや週刊誌が政府に忖度し、真実を伝えなくなってしまったのも由々しき事態です。 ジャーナリズムの矜持を失ってしまったのですか。 新しいワクチン、あるいは薬にはリスクがつきものですが、薬の方は感染した人に使うものですから、多少のリスクはやむを得ません。 しかし、感染リスクがほとんどない健康な一般市民に安全性が全く保障されていないワクチン接種を強要するのは、もう犯罪でしかありません。 皆様の懸命な判断に期待しています。

解説動画ー岡田正彦