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オミクロン株はアジア土着の風邪ウィルス(井上大阪市立大名誉教授)

井上正康先生(大阪市大名誉教授)がオミクロン株についてわかりやすく解説されています。

オミクロン株は従来の新型コロナとは異なる系統に属し、これは普通の風邪である。

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オミクロンのスパイクと、それからα、βからδ(デルタ)までとは全く違う系統のウイルスです。
オミクロンは、PCR検査ではたくさんの人が陽性になりますけれども発症する人は少ない。たまに発症する人の症状を見ると喉が痛い、頭が痛い、ちょっと節々が痛いと、これ全部風邪の症状なんです。
しかもそのスパイクの変異した構造の特徴をみると、オミクロンは日本で一昨年まで流行ってた旧型コロナのスパイクと非常によく似ています。


これは229Eという、日本や東アジアに長く土着化しているウイルスは4つの集団に分かれてまして、 1つがACE2受容体型(新型コロナはこれ)で、残り3種が旧型コロナで、これは喉の粘膜に感染受容体があるものです。(上図右)
だから、オミクロンは全ての海外のデータを見ると、喉が痛い、ちょっと頭が痛いとか、いわゆる風の軽い風邪の症状そのものが出ています。
だからこれは遺伝子解析しなくても、経験のある医者が見るとこれあ、これは風邪のウイルスだと言うことがわかるわけです。
だから2年経って、武漢のウイルスが普通の風邪のウイルスに変化したと言うことがいえる。しかもそのスパイクの構造を見ると229Eというのは、一昨年まで日本にいた風邪のウイルスと一緒です。


それに対しては僕らは子供の頃からずっと関わりまくってきてるんで、もう免疫の記憶は確立されているわけです。
ところがコロナウイルスというのは重症化しにくいんです。サーズやマーズは重症化しますけれども、通常の4種類のコロナというのは、まあちょっとした風邪で、3日寝たら治るというものです。
ですので抗体はすぐになくなってしまいます。だから一年経ったらもうほとんどの感染を予防する能力がなくなる。だから風邪は毎年かかる。
しかし免疫の記憶はあるからもう感染したその日のうちに、リンパ球がバーッと臨戦態勢をとる。と、だから迎撃ミサイルがすぐ発射される。だから風邪は毎年かかるけれども、3日寝てたら治るという我々の臨床像と見事に一致するわけです。


それがコロナウイルスのいわゆる世代交代から見た世界です。オミクロンというのは、感染力は強いけれども、普通の風邪であると。ゲノム情報や海外の実際の臨床症例でわかっているのです。
これをまあ、海外で一例報告があった死んだという情報に過剰反応するといけない。オミクロンは普通の風邪になっている。もうウイルスとしてのコロナは終わると。


しかし、人災として過剰反応すると人災による死者が激増する可能性がある。
インフォデミック、情報の暴走に注意が必要です。